枢密院、台湾銀行救済緊急勅令案を否決 1927/04/17
〜 あああ 〜
あああ
taro's トーク
ああああああ
引用台湾銀行救済事件とは、第一次大戦以来同銀行が鈴木商店に与えていた五億円に達する不正貸付に原因を発する。
三井銀行が台湾銀行に与えていたコールローン一千万円を引き揚げると、各銀行も台湾銀行危しとみてそれにならった。
四月十三日、若槻内閣は日銀の特別貸出しによって倒産に瀕している台銀を救済しようとしたが、
すでに三月三十一日議会は閉会となっており、それには枢密院の承認が要る。
四月十七日、倉富勇三郎を議長とする同院はこれを否決、内閣は総辞職に追い込まれた。
台銀問題の裏には、若槻を倒して伊東(巳代治)を引き出そうという枢密院の暗躍があり、
馬場瑛一(※)、水野、高橋、小川、犬養らも動いた。
若槻は枢密院の策謀に体当りしたとも、これを辞職の好機としたとも言われる。
豊田穣 「西園寺公望(下)」
P.215この本を入手
※ 「クリック20世紀」では、引用部分を除いて、固有名詞などの表記を極力統一するよう努めています。
「馬場瑛一」の「瑛」は、正しい字を表示できないため、仮にこの字を当てています。 |