日本、国際連盟脱退 1933/03/28
〜 あああ 〜
あああ
taro's トーク
ああああああ
引用首相の斉藤は、もともとは、脱退反対論だった。
閣僚の大半、内相山本達雄、蔵相高橋是清、文相鳩山一郎、農相後藤文夫、拓相永井柳太郎らも脱退には反対だった。
また、海軍も斉藤を支持していた。
閣僚ではないが、内大臣牧野伸顕も、イギリス提案をのんだ方がいいという意見だった。
だが、新聞各社は、圧倒的に脱退論をとなえていた。
全国百三十二社が共同声明を作って、一面にのせた。
内容は、満州国の存在を危うくするような解決案は、いかなる事情があろうとも、絶対に受諾すべきではないことを、
全言論機関の名において声明する、というのであった。
客観的にいって、新聞はじつにだらしなかった。
陸軍の青年将校の威勢のいい言辞にひきずられていた。
あるいは、同情的にいうならば、新聞にはもはや言論の自由はなかった。
憲兵隊と特高警察がその力をほしいままにしていたのである。
三好徹 「夕陽と怒濤」
P.201この本を入手
※ 「クリック20世紀」では、引用部分を除いて、固有名詞などの表記を極力統一するよう努めています。
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