荒木陸相辞任 1934/01/23
〜 あああ 〜
あああ
taro's トーク
ああああああ
荒木が非常な意気込みで、五相(首相、蔵相、陸相、海相、外相)会議に提案した『皇國國策基本要綱』と題する国策案は
広汎な主題を網羅した膨大なものだったが、出席者は冷淡だった。
「具体性を欠く」「範囲が広すぎて掴めない」など、反対意見は言うが、建設的意見は出ない。
農業救済案の方も、荒木陸相の『国内対策』として、内政会議に出すが、
こちらも議論が空転するだけで全く進展がない。
荒木は完全に行きづまった。
昭和八年暮、陸相辞任を言い出した。
理由は病気だが、これ以上つづけて、汚点を重ねたくはないというのが本心だった。精神主義の限界である。
升本喜年 「軍人の最期」
P.165この本を入手
※ 「クリック20世紀」では、引用部分を除いて、固有名詞などの表記を極力統一するよう努めています。
|