コーデル・ハル 1871 − 1955
国務長官、上院議員、下院議員、「国際連合の父」 / アメリカ
エピソード 1日米の戦争を回避するために、日本政府もそれなりには努力した。
近衛文麿の日米トップ会談の提案もそんな努力の一つだ。
この提案に、アメリカ大統領F・ルーズベルトは、必ずしも後ろ向きではなかった。
ただ、時の国務長官がこの提案の受け入れに断固反対で、そんな国務長官にあえて逆らおうとはしなかった。
トップ会談が実現しなかったのは、そんな事情だ。
太平洋戦争について、「平和に対する罪」をもし本気で問うのなら、
コーデル・ハルは被告席に立つべき人間の一人ではないだろうか。
※ 「クリック20世紀」では、引用部分を除いて、固有名詞などの表記を極力統一するよう努めています。
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