大山 巌
1842 − 1916
[ おおやま・いわお ]
元老、陸相、満州軍総司令官、元帥陸軍大将、西郷隆盛、従道の従弟
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エピソード 1大正何年かのある日、ある外務大臣を囲む宴会で、誰かがこう言った、 人間が大きいという点では、大山巌が最大だろう。別の誰かがこう言った、いや西郷従道の方が大山の五倍も大きかった。 するとまた別の誰かがこう言った、その従道でも兄の隆盛にくらべると月の前の星だった。 みんな、気が遠くなったという。星の五分の一ほどの大きさの大山ではあるが、日露戦争の頃には、年輪を重ねていい味を出していた。 遼陽の日本軍と奉天のロシア軍が沙河付近で激突、総司令部が騒然としているとき、 お昼寝から目覚めて部屋をのぞいた総司令官の大山が一言こう言った、 児玉さん、今日もどこかでゆっさ(いくさ)がごわすか。 ピリピリしていた参謀たちの表情に明るさがもどった。
・ 鹿児島県出身。薩摩藩士。西郷隆盛の従弟。
・ 大坂で討幕運動に参加。薩英戦争に従軍後、砲術を学ぶ。
・ 戊辰戦争従軍後、欧米に派遣され、のち、西南戦争にも従軍。
・ 陸相、日清戦争従軍ののち、元帥。
・ 日露戦争では、満州軍総司令官として日本陸軍の総指揮をとる。
1894/08/01   清国に宣戦布告 (日清戦争勃発)
1895/04/14   下関条約調印 (日清戦争終結)
1902/01/30   日英同盟@調印
1903/12/30   参謀本部・軍令部首脳会議、陸海軍共同作戦計画を決定
1904/02/04   御前会議、対露開戦を決定
1904/02/10   対露宣戦布告 (日露戦争勃発)
1904/02/11   大本営設置
1904/05/01   第一軍、鴨緑江を渡河、九連城占領
1904/05/31   大本営、旅順攻略のため、第三軍の編成を決定 (司令官:乃木希典
1904/06/20   満州軍総司令部設置 (総司令官:大山巌/総参謀長:児玉源太郎
1904/08/28   遼陽会戦 (〜09/04)
1904/10/09   沙河会戦 (〜10/17)
1905/01/02   旅順陥落
1905/01/25   黒溝台会戦 (〜01/29)
1905/03/01   奉天会戦 (〜03/10)
1905/09/05   ポーツマス条約調印 (首席全権:小村寿太郎日露戦争終結)
1912/07/29   明治天皇崩御
1914/07/28   オーストリア、セルビアに宣戦布告 (第一次世界大戦勃発)
1916/12/10   大山巌
エピソード 近代史が戦争の歴史なら、彼こそが「歩く近代史事典」。 薩英戦争、戊辰戦争、西南戦争、日清戦争、日露戦争と、5つの戦争に従軍している。
※ 「クリック20世紀」では、引用部分を除いて、固有名詞などの表記を極力統一するよう努めています。