東郷 茂徳 1882 − 1950
[ とうごう・しげのり ]
外相、駐独大使、駐ソ大使、A級戦犯
エピソード 1東京裁判で、A級戦犯として有罪判決を受けたが、
決して対米開戦を望んだわけでも、反対しなかったわけでもない。
そういう意味では、過酷過ぎる判決とも言えるが、彼は戦時中、大東亜省の設置に反対して外相を辞任している。
外交の一元化が損なわれるからという理由だが、要するに外務省の省益を損なわれるということだろう。
国益よりも省益を重んじる日本の官僚の体質がここに表れていると言えなくはないだろうか。
※ 「クリック20世紀」では、引用部分を除いて、固有名詞などの表記を極力統一するよう努めています。
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