taro の雑記帳
クリック 20世紀
「クリック20世紀」のたくさんのページのどこにもふさわしい場所がないんだけど、 でもどうしてもどこかに書きとめておきたい、ちょっと誰かに見てもらえたらうれしい、 というようなことを、taroはこの「雑記帳」に書きとめています。
◎ クロパトキンの歌  (2004.03.10)
日露戦争のときの、ロシア陸軍の総大将がクロパトキン。 つまり、かんたんに言えば、クロパトキンというのは100年前のロシアの軍人さんの名前だ。

先日の更新(1431ファイル版)で、トップページの「おすすめファイル」に、 初めて人物ファイルの中から選んで、クロパトキンのページをご紹介させてもらったのだが、 そうしたら思わぬ収穫があった。 いやはや大変な収穫。で、これはぜひとも「クリック20世紀」に書きとめておかねば、 ということで、あわてて「taro の雑記帳」を新設した次第。
更新が済むとこんなメールが届いた。

最近、クロパトキンの出てくる変な歌を子どもの頃 歌ってたのを思い出します。小学1、2年の頃だと 思うのですが。
何はともあれ、更新お疲れ様でした。
「よぉ、きばいやった」

学生時代の先輩からだ。ここではI氏としておこう。
I氏は鹿児島出身、taroの1コ上だからたぶん1962年生まれ。 「小学1、2年の頃」というと、1968、9年あたりということになる。
そんな頃に鹿児島で歌たわれていたクロパトキンの歌? ん?
そう思いながら、taroはI氏と会った。
I氏は気持ちよくその歌を歌ってくれた。こんな歌だ。

すずめ、めじろ、ロシヤ、野蛮国、クロパトキン、金の玉、 負けて逃げるはちゃんちゃんぼ、棒で叩くは犬殺し、シベリア鉄道ないけれど、土瓶 の口から吐き出せば、バルチック艦隊全滅。

見てわかるとおりしりとり歌になっていて、これは明らかに日露戦争の歌だ。
はっきりと断定することはできないが、 この歌は鹿児島では65年もの間歌い継がれ、生き続けていたことになる。
その間に起こった主な戦争だけを拾い出しても第一次世界大戦、満州事変、日中戦争、第二次世界大戦、太平洋戦争、朝鮮戦争、ベトナム戦争・・・・・・。
恐るべし鹿児島!

幕末、維新の頃の鹿児島は、そのごく狭い一地域から、しかも一時期に、 西郷隆盛、従道兄弟、大山巌、大久保利通、東郷平八郎といった巨人たちを生んだ。
これはいったいどういうことなのかとtaroはかねがね関心を持っていたのだが、 郷中教育という教育システムに、その理由の一端があるのだそうだ。
恐るべし郷中教育! 恐るべし鹿児島!

しりとり歌の形で、あるいはそのほかの形で、鹿児島で今なお日露戦争が生きているのかどうか、 鹿児島で日露戦争が65年間も生き続けたことと郷中教育とがいったい関係があるのかないのか、 このように歴史が長期間地域に生き続ける例がほかにもあるのかどうかなどは、 今のところtaroにはまったくわかっていない。
何か情報があれば、どうかtaro(taro@c20.jp)まで知らせていただきたい。
それにしても、恐るべし鹿児島!
※ 「クリック20世紀」では、引用部分を除いて、固有名詞などの表記を極力統一するよう努めています。